じんましんとは？

じんましん（蕁麻疹）とは、皮膚の一部が突然、赤くくっきりと盛りあがり（膨疹）、しばらくすると痕かたなく消えてしまう病気です。多くの場合、皮膚にかゆみを伴います。

人がイラクサ（蕁麻「じんま」）の葉に触れると同様の皮膚症状が起こることから、この名前が付きました。

じんましんには様々な種類がありますが、全体の割合としては、急性じんましんと慢性じんましんを合わせた特発性のじんましん（原因がはっきりとわからないじんましん）が７０％以上で大部分を占めます。

原因がわからないと不安になりがちですが、抗ヒスタミン薬の内服などによって多くのじんましんは症状を抑えることができます。

治療の方法

じんましんを起こす原因がわかっている場合には、その原因を取り除き、避けましょう。

治療には、抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬ののみぐすりが用いられます。症状が治まった後も再発や悪化を防ぐために、しばらく服用を続ける事もあります。効果不十分な場合は、ステロイドや免疫抑制剤などの治療薬を処方する場合もあります。

多くの場合、薬の服用により症状はおさまりますが、改善しても薬をやめると症状が出てしまうということが起きます。あきらめずに治療を継続することが何よりも大切です。

症状が繰り返し現れたり、広範囲に現れる場合は、お早めにご相談ください。